iPadPro, ApplePencilでワコムを超える液タブ環境が実現!
液タブに関しては誰よりも投資してきた気がしますし、全てが期待通りではありませんでした。不満だらけです。
「iPadProが発売しましたね」
って意見が大半だと思います。でもそれは違います。
iPadの利点、それは、寝っ転がりながら片手で仕事ができる気楽さ、という部分にあります。
OSXも、Win10も、万能さ、自由度はありますが、気楽さはありません。
つまり、iPadPrpが誰向けに発売されたかというと…、
メインマシンを持っていて、バリバリ創作をしているクリエイター向けなんです。
そう断言しましょう。iPadProは、寝っ転がって仕事をしたいクリエイター向けのサブ機なのです。
ハイスペックなメインPCを持っていることが前提で、その作業の大半をiPadで肩代わりして楽して仕事しようぜ!ってデバイスなのです。
もう少し言葉を良くすると、アーティストが、複雑なソフトの操作に気を取られることなくクリエイティブに集中できるのがiPadProのコンセプト
なんじゃないかと思っています。
Appleは昔から、アナログ環境が最強だと言い続けてきました。
アナログ環境に近づけるべく、直感的なインターフェース、感覚的な操作性を実現し、印刷物に近い高解像度のRetinaディスプレイの採用など、理念は変わっていないのです。
そして今回の進化は、ずばり、紙とペン。
印刷物に近い高解像度のRetinaディスプレイのドット一粒一粒にまで思い通りに描画できます。
これは。。。。Wacomさんも長年実現できなかったことですよね。
感覚的であることを追求したiOS、そしてアナログ環境と同等の精度、メインマシンとの連携に優れている点…
これは「買い」ですよ、奥さん。
今回はライバル機との比較記事です。そしてこの記事の後編では、PCの液タブ化や、サブディスプレイ化する方法を紹介しましょう。
どうですか?
Wacom液タブでも20〜30万はします。
iPadProが上位互換なら10万円、むしろ安いと思いませんか?
競合製品との比較
[SurfacePro]
正直…
誤動作が多い
ただのゴミです。
Officeを中心に、Youtubeやネットを楽しむためのマシン。
サラリーマン向けだと思うんですよ。
サラリーマン向けのコンセプトに、妙にクリエイティビティも盛り込んだのでダメだったんでしょうねぇ…
私はSurface3を所持していましたが、ペンやタッチ機能を使う時に手のひらが画面に接触して誤動作を起こします。
ペンがダメ
ワコムからN-Trigに変わったせいか、ペンの遅延が0.5秒くらいありました。
また、Win10のソフトがRetinaディスプレイを想定していないので表示文字が細かすぎ、そして画面の精彩さに比べてペンの精度が低いので、クリックしたい場所をクリック出来なくて別のファイルを削除してしまったりと、散々でした。
また、Win10のソフトがRetinaディスプレイを想定していないので表示文字が細かすぎ、そして画面の精彩さに比べてペンの精度が低いので、クリックしたい場所をクリック出来なくて別のファイルを削除してしまったりと、散々でした。
総評
パームリジェクションや、ペンのドライバ問題、Win10の問題から、誤動作しまくりで、画面を頻繁に触るクリエイターには向いていない…と私は感じました。
SurfacePro4も発売しましたが、ハード面が進化してもソフト面が脆弱でご動作が多いです。
ビジネス用途には良いでしょう。しかし、クリエイティブの観点から見ると…ちょっと違うかな、という感じです。
ただし、要注意。
SurfaceBookというのが今度出ますが、あれは別です。
40万近くしますし、モンスターマシンです。
値段も値段なので、デスクトップが買えない出張族の様な人が世界中どこでもハイスペックなPCを持ち運べるようなマシンだと思います。
比較対象が、ハイエンドゲームPCとか、MacBookPrp なので、また別物です。
[CintiqCompanion2]
WacomのCintiqについてです
Wacomは殿様商売に安住しすぎました。
精度、遅延、全部Appleの圧勝です。
唯一にして最大の利点はWin10に対応してるってことだけかな。
悪口は言ってますが、なんだかんだ言いつつ実際に仕事で使うのはWacomになります。
そう、iPadProがWin10の液タブにならないかぎりはワコムは必要なんです。
最近ですが、CintiqCompanionからCompanion2へ、低解像度版から高解像度版へ乗り換えました。
iPadProよりも画面が小さいのに、10倍くらい重いです。大きいです。
フルスペックで購入したのに、操作も遅いし、石版です。
…まぁ、アメリカ一周のお供に持って行って、多少は役に立ったんだけどね。
重かったよ。
きらいじゃないけど、画面が綺麗じゃないのが難点かも。
まぁいろいろ悪いところはあるんだけれど、イラスト、3Dの仕事で長年愛用してきました。
13インチという大きさも、指先で描くタイプの自分にはちょうどよいです。
27インチのCintiqも所持しているのですが、引きで見れる13インチを好んで使っています。
新型に乗り換えWQHD(2,560×1,440ドット)の高解像度になり、27インチディスプレイと同じ作業領域になったので、仕事自体は捗るようになりました。
しかし重大な問題が…
センサー解像度が上がっていない。
高解像度になった13インチのCIntiq、まぁ27インチでも同じことが言えるのですが、センサー解像度と、パネルの暑さは変わっていないわけです。
1080pの時は画面自体のドットが見えてる状態だったので、まだ良かったのですが…
2560pになってからは、狙った場所を正確に描画できない問題に悩まされました。
そして、よく言われていることですが、ワコムはドライバが脆弱すぎて挙動が止まる、遅延する等ひどいことが多いです。
総評
しかし、これ以上この価格帯での進化は現状難しいんじゃないでしょうか。
視差問題、遅延問題、ついでにパームリジェクション問題があります。
フラストレーションが溜まりまくりです。
MacProのハイエンドモデルを使っていますが、win10だとまともにジェスチャーが効くソフトは無いですね・・・
Macは快適な操作な反面、ソフト自体が少ないので仕事では使えないのですが。
自由度が低いことが難点ですが、 前述した通りメインPCを持っていれば何も問題ないと思います。
ちなみに、メインのMacProよりも、サブのMacBookPro15との相性が抜群です。
場所を選ばずスタバでデュアルモニターなんてこともできちゃいます
…さすがにやらないですけど。
アプリも最近は充実してきて、本家のOSXよりも便利なアプリが多いですね。
素晴らしいです。
まとめ
今までCintiq、Surfaceで溜まったストレスが一気に無くなりました。
Win10で液タブとして使えるアプリが出たら、もうWacomは出番ないかも。
Cintiq13と27を所持している僕がそんなことをのたまいましたとさ。
続く〜